実施報告 2014高専女子フォーラムin東海北陸

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平成26年8月25日(月)富山国際会議場

中学生23名、保護者15名、企業関係者が125名(64社)、教育関係者が120名、
発表学生70名、見学学生39名の合計392名が参加しました!

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(午前の部)
10:00~12:00 (開会挨拶) 富山高等専門学校 副校長 成瀬 喜則
女子中学生・保護者を対象とした高専女子学生によるポスター発表
入学相談コーナー

(午後の部)
13:00~14:15 (開会挨拶) 富山高等専門学校 校長 石原 外美
企業関係者を対象とした高専女子学生によるポスター発表

14:15~15:30 高専女子学生及び教員を対象とした企業によるポスター発表
(閉会挨拶) 独立行政法人国立高等専門学校機構
本部事務局 次長 内山 祐二郎

15:30~16:00 企業関係者と高専教員の名刺交換会

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私立を含む東海北陸地区9校の高専女子学生による46件のポスター発表、企業からは女性技術者の活躍、男共同参画への取り組み等に関する34社のポスター発表が行われ、400名近い参加者があり、過去6回開かれた中では最も発表件数が多いフォーラムとなりました。
また、女子中学生・保護者を対象に高専女子学生による発表も行い、入学相談コーナーを設けるなど、高専に関する情報を提供しました。

【午前の部】
まず、午前の部の開会式が行われ、東海北陸地区の代表幹事校である富山高等専門学校の成瀬喜則副校長から挨拶があり、高専女子学生に対して、本フォーラムを通してさらなる成長を期待する言葉が贈られました。

女子中学生・保護者を対象とした、高専女子学生によるポスター発表
開会式後は、女子中学生・保護者を対象に、高専女子学生が46件のポスター発表を行いました。発表の内訳は、専門教育紹介15件、研究紹介14件、学生生活紹介17件となりました。
男子学生の多い高専の中で、女子学生がどのような教育を受け、どのような研究を行い成長しているのか、そしてどのような学生生活を送っているのか、それらを自分たちの言葉で分かりやすく発表し、高専女子学生の魅力を中学生へ伝え、アドバイスを行いました。高専に興味を持つ中学生は熱心に耳を傾け、質問を投げかけていました。
また、希望のあった石川、鳥羽、金沢、富山の4高専の担当者による「入学相談コーナー」を設け、高専をより詳しく知ってもらうための情報を提供しました。

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女子中学生へ分かりやすく説明する高専女子学生の発表の様子

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子供記者の取材に答える富山高等専門学校
成瀬副校長

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入学相談コーナーの様子

【午後の部】
開会式では、代表幹事校の富山高等専門学校石原外美校長から、高専女子学生のキャリア形成支援及び社会に向けた高専の魅力を発信し、本フォーラムを通じて自身の成長や企業関係の皆様との交流を深める機会としてほしい旨の挨拶がありました。

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富山高等専門学校石原校長による開会挨拶

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高専女子学生の企業の方への発表の様子

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会場は盛況でした

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企業の方の発表の様子


企業関係者を対象とした高専女子学生によるポスター発表

企業関係者に向けて、高専女子学生がポスター発表を行いました。これまで開催されたフォーラムの中で最も多い64社125名の企業関係者の方々を前に、高専女子学生の実力をアピールしました。女子学生は物おじせず堂々と発表し、企業の方からの質問に的確に答えていました。

高専女子学生及び教員を対象とした企業によるポスター発表
高専女子学生・高専教員に向けて、企業からは34件の発表がありました。女子学生は、様々な業種における企業の女性技術者の活躍、男女共同参画の取り組みなど実際の話を興味深く聞き、積極的に質問を投げかけ、自身のキャリアを考える上でたいへん貴重な機会となりました。

閉会式では、フォーラム主催の国立高等専門学校機構内山祐二郎本部事務局次長から、多くの企業の方にご来場いただき、高専関係者と企業関係者が一体となって女性技術者の活躍、男女共同参画について考える場を作ることができたこと、高専女子学生のポテンシャルの高さを発信できる素晴らしい機会となった旨の話があり、関係の皆様への謝辞がありました。

閉会式後には企業関係者と高専教員の名刺交換会が行われ、双方有効な関係づくりの一助となりました。

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発表参加した高専女子学生と教職員一同

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国立高等専門学校機構
内山本部事務局次長による閉会挨拶

今回のフォーラムは、企業関係者をはじめとした400名近い参加者があり、たいへん盛況となりました。会場では、前半は中学生との交流、後半は企業の方々、発表・参加学生、高専教職員等の間で活発な意見交換が行われ、相互理解できるよい機会となりました。
中学生からは、「無縁と思っていた学科や分野でも発表を聞いて新たに興味を持った。」「実際の学生さんの生の声を聞くことができて、高専について知らなかったことが分かってよかった。」「進路の参考になった。」と、参加してよかったとの声が多数ありました。
企業の方からは、「学生さんの発表は、はきはきと分かりやすく、レベルが思った以上に高く驚いた。また、授業・研究だけでなく、規律正しい寮生活や部活等の課外活動を通じて、皆、自律していることに感心させられた。」など、多くのご意見をいただき、高専女子学生の活躍に対する期待の高さがうかがえました。
女子学生からは、「ポスター作成から発表まで、学ぶことが多く良い経験になった。」「他高専の特徴を知ることができ、他高専の学生と交流できたのがよかった。」「自分の現在のレベルがわかり今後を考える良い機会となった。」「企業の方から直接話を聞くことができ、知らなかった企業を知ることができた。また将来につながるアドバイスをもらえ、目標を立てて真剣に考えていこうと思った。」との前向きな感想が多数ありました。
本フォーラムをきっかけとして、中学生の皆さんが高専を進学先の選択肢としてくれること、女子学生が真剣に各自のキャリアパスを考えてくれること、そして企業の方々が今以上に女子学生の実力を理解し関心を持たれることが期待されます。