実施報告 2013高専女子フォーラムin四国
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平成26年3月21日(金・祝)アルファあなぶきホール
中学生94名、保護者89名、企業関係者70名(40社)、教育関係者116名、
発表学生64名、見学学生9名、運営学生17名の合計459名が参加しました!
12:20 開会式
(開会挨拶)
香川高等専門学校 校長 嘉門 雅史
12:30 女子中学生・保護者を対象とした高専女子学生によるポスター発表
13:30 休憩
13:45 (挨拶)
国立高等専門学校機構 理事 岩熊 まき
香川高等専門学校 校長 嘉門 雅史
高専女子学生・高専教員を対象とした企業の方によるポスター発表
15:15 企業関係者を対象とした高専女子学生によるポスター発表
16:30 名刺交換会
16:45 閉会
四国地区5高専の女子学生が、前半は女子中学生・保護者を対象に、後半は企業関係者を対象に
34件の発表を行いました。また、企業からも、男女共同参画に対する取り組みの紹介、女性技術者の活躍の紹介などの発表が21件なされました。
【前半の部】
(1) 女子中学生・保護者を対象とした、高専女子学生によるポスター発表
まず、開会式が行われ、四国地区の代表幹事校である香川高等専門学校の嘉門校長からフォーラムの位置づけとその意義についての説明があり、高専女子学生に対し、本フォーラムを通じて高専女子学生自身のさらなる成長を期待する言葉と激励の言葉が贈られました。
開会式後は、女子中学生・保護者に向けて、高専女子学生のポスター発表を行いました。高専の教育・研究活動・学校生活などをテーマにした34件のポスタープレゼンテーションが行われ、中学生に興味をもってもらえるよう各自ポスターや説明方法を工夫して、高専女子学生の魅力を紹介しました。また同時に、各校の担当者による「入学相談コーナー」を設け、高専教育に関する情報を提供することができました。中学生・保護者のフォーラム参加者は183名で、これまでの高専女子フォーラムでは最多となり盛況でした。
嘉門校長の開会挨拶
入学相談コーナーも設置されました
多くの女子中学生と保護者で賑わいました
中学生も興味津々です
各高専からは中学生のためにバスが運行され、ポスター発表見学後、希望者は弓削商船高専の実習船「弓削丸」に乗船し、実習船内部の見学と瀬戸内海クルージングを体験しました。また、弓削丸に乗船しない中学生で希望者は隣接する香川県立ミュージアム(歴史民俗資料館)で十二単の試着体験もしました。
テレビ局や新聞社も来場し、
夕方のニュースでも放映されました
弓削丸乗船体験
各高専からは送迎バスが運行されました
【後半の部】
(2) 高専女子学生及び教員を対象とした、企業によるポスター発表
次に、企業関係者によるポスター発表が行われました。発表前の挨拶では、高専機構の岩熊理事から
技術者・研究者としての将来を期待する言葉が女子学生達へ贈られました。
高専機構 岩熊理事の挨拶
企業関係者からの21件のプレゼンテーションでは、女性技術者が職場で活躍している姿や、企業の男女共同参画の取り組み、仕事と家庭の両立を支援する仕組みなどについて具体的な紹介がありました。普段ではあまり機会のない、技術者や人事担当者から直接興味深いお話を聞くことができ、教員・高専女子学生から活発に質問が出されていました。女性技術者の中には10名ちかくの高専卒業生の参加があり、実際に社会で活躍されている先輩方の存在は、学生達の目標と励みになっているようでした。21社のうち11社は四国の企業で、企業と女子学生との貴重な出会いの場ともなりました。
卒業生(企業)の説明に女子学生も
聞き入っていました
企業の方への質問も積極的です
(3)企業関係者を対象とした、高専女子学生によるポスタープレゼンテーション
引き続き、企業関係者に向けた高専女子学生のポスター発表を行いました。5高専64名の女子学生たちによる高専の教育・研究活動・学校生活などをテーマにした34件のポスタープレゼンテーションが行われ、企業関係者に高専女子学生の実力をアピールしました。緊張感のある中、堂々としたプレゼンテーションを行い、質問にもしっかりと答えている姿が印象的でした。
また、女子学生が主体となって作成した、女子高専生の特長・強みを企業や中学生に向けて発信する冊子「高専女子百科」を会場内に展示、企業関係者に配付することにより、「高専女子ブランド」を社会に向けて発信しました。
最後に企業関係者と高専教員の名刺交換会を行いました。学生の進路やキャリア形成についてのネットワークを広げ、さらに専門技術等についての情報交換など、短い時間ではありましたが交流を深めました。
企業の方へ一生懸命プレゼンしています
「2013高専女子フォーラムin四国」は、民間企業関係者をはじめとした450名以上の参加者があり、女子学生の活躍に対する期待の高さがうかがえるものとなりました。今後も継続して、各地区でさらなる盛り上がりを願っています。