国立高専機構からの
お知らせ

2024.6.10 (mon)

マレーシア人的資源大臣が東京高専を訪問

 2024年5月27日(月)、マレーシアのスティーブン・シム人的資源大臣ら一行10名が、東京高専を訪問されました。

 始めに谷口理事長から、本年2月のザヒド副首相(兼)地方・地域開発大臣とザンブリー高等教育大臣らの訪問に続く訪問に、心からの歓迎の意が伝えられ、今回の訪問を通じて、日本独自の高専教育システムについて理解を深めてほしい旨の挨拶がありました。続いて、スティーブン大臣から、少年時代から日本のロボットアニメ等を通じて日本に親しみを感じつつ、日本を先進技術の国と受け止めており、人的資源省が所管する技術教育機関のリブランディングを見据え、高専の人材育成について関心を持っており、今回の訪問を楽しみにしていたとの挨拶がありました。

 引き続き樋口校長より、高専教育システム及び東京高専概略の紹介があった後、東京高専の視察を行いました。

 ものづくり教育センターの見学に続き、情報工学科小嶋研究室を訪問し、小嶋教授と専攻科学生から研究内容の説明を受けました。最後に情報工学科山下准教授から「シンクロアスリート」(バーチャルリアリティ体験が可能な体感型スポーツ観戦システム)に関する研究内容の説明を受けた後、「シンクロアスリート」の体験を行いました。

 視察を終えスティーブン大臣から、高専教育が15歳の若年から工学に関する高等教育が始まることや、高専では講義と実験・実習に加え、卒業研究も行われることから、学術面でも優れた教育が行われていることに感銘を受けたと述べられました。

 今回の来訪は、高専教育システムについて理解を深めていただく貴重な機会となりました。


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