国立高専機構からの
お知らせ

2024.12.13 (fri)

高専フォーラム特別セッションを開催しました。

 独立行政法人国立高等専門学校機構(以下、高専機構)は令和6年11月18日に「人口減少時代に向けた外の『チカラ』活用による人財育成」をテーマとして、令和6年度KOSENフォーラム特別セッションを一橋講堂で開催しました。
 同フォーラムでは、高専機構が社会や地域と繋がり、外の「チカラ」を活用した人材育成を行うため、「産官学連携」に焦点を当てた基調講演およびパネルディスカッションが行われました。
 

 基調講演では、初めに聖ドミニコ学園カリキュラムマネージャーである石川一郎氏に「産官学と高専」と題して、急激な少子高齢化やテクノロジーの進展などの劇的変化に対して、根本的な「学力観」とその評価方法について講演いただきました。

 続いて、PwCコンサルティング上級執行役員の片岡剛士氏に「メガトレンドから考える今後必要となる人材像」と題して事前にご講演いただき、気象変動や人口構造の変化などのメガトレンドに対して必要とされる人材の姿、育成の在り方についての動画を放映しました。

 最後に総務省総務事務次官の竹内芳明氏が高専と産業界、行政が連携協力して地域の社会課題解決に取り組むことが、地方創生に効果的であり、高専生の能力開発にもつながるのではないかとの期待をお話しいただきました。
 

 パネルディスカッションでは、文部科学省高等教育局専門教育課長 梅原弘史氏、経済産業省 石井孝裕氏、経済産業省九州経済産業局地域経済部情報政策課 平山由佳氏、経済産業省近畿経済産業局地域経済部地域連携推進課長 黒木啓良氏、香川高等専門学校の荒木校長の5名をお招きし、高専機構のアドバイザーである小池信行をファシリテーターとして、行政の役割、行政との付き合い方をテーマに高専機構教職員も加わって、様々な角度から議論を交わしました。
 

開催にあたり理事長からのご挨拶

高専機構フォーラム特別セッション開催にあたり理事長からのご挨拶

総務省竹内事務次官による基調講演の様子

パネルディスカッションの様子

 当日は合計で143名(対面参加者43名、オンライン参加者100名)の高専教職員にご参加いただき、高専が持つポテンシャルや産官学との連携の重要性を再認識する有意義な機会となりました。


一覧へ戻る